重要なことは、前の人のほうがいいとか、これから出会う人のほうがいいかもしれないなどと相手をはかるようなことをするより、自分の人生計画をしっかりともち、その人生計画を実現するのに、この人は何をしてくれるかと確認することである。
これだけすれば、あとはそのときになってからのことだと考えることである。
このときの吐の定め方を私のアメリカの師匠の1人、アルバート・エリスはこう教えてくれた。
人生は無限ではない。
限られた時間の中で、いい人生をつくるためには、スタートを何度もやり直している暇はない。
もしかしたら出会えるかもしれない、まだ見ぬ素晴らしい人を待って、ぐずぐずしているうちに時間切れになってしまっては元も子もない。
人生にはいくつもの過程、段階がある。
機が熟せば、次の人生段階に進むべきである。
ベストハーフとベターハーフという考え方がある。
もともとはひとつであったものが半分ずつの2人に分けられて、この世に生を受ける。
どこかにいるに違いない、自分とぴったり一致する片割れの半分がベストハーフである。
しかし、この世にたった1人のベストハーフを探し出すことは不可能に近い。
そこで、よりよい伴侶としてのベターハーフを求める。
少し前まで女性の間でよくいわれてきた、赤い糸で結ばれている人というのも、やはり自分にとってのベストハーフを求める気持ちの現われだろう。
だが、運命の出会いを信じる考え方の中には主体としての自分がない。
ベストハーフはいるのかもしれないが、自分はベターハーフを得、ともに人生を生きていこうとする知恵、積極性に引き比べ、赤い糸の出会いはあくまでも願望にすぎず、現実を見据える目がないのである。
これからの社会では、集団から突出せず、人と同じことをしていればうまくいくということはなくなり、自分の意志と努力次第で自己実現が可能になる。
結婚も同じである。
自分の配偶者は自分自身の力で探し、見つけられるようでないと、自分の思うような人生を描き、生きることはできない。
自分の結婚を運命に委ねるようなことはやめたほうがいい。
運命の人の出現を心待ちにするより、コンピュータマリッジの会社に登録しに行くほうがずっと現代にふさわしい行動である。
たしかに、人との出会い、ふれあいは、自分が思うように起こりはしない。
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